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アンジェリカ川柳大会
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2025年10月2日
抱き寄せられた瞬間、息も考えも奪われた。
抗おうとした気持ちは、熱の中であっけなく溶けていく。
心はリトマス紙のように敏感で
触れられるたび、赤へと傾いていく
もう冷静な青には、二度と戻れないと知りながら。
ワンサイドゲーム
勝敗はとうに決していたのかもしれない
押し流されるほどに
胸の奥の赤は鮮やかに広がっていく。
その赤に染められて
きっともう、逃れられないのだろう。
Text/produced by FUJITA Megumi